追記-1376基(もし日本がアメリカと同じ広さだったら)

原子力発電に頼るなら、事故が発生した際のリカバリーや、住民の非難プラン込みで計画を提示して欲しい。
という意図を書いた(つもり)が、原発の周りに誰も住まなかったどうなるのか気になって、国ごとの面積と人口と原発の数を並べてみた。
参考にした記事は以下。
世界の原子力発電所の原子炉の数 2010年
国の人口密度順リスト - Wikipedia

上記2つの記事をマージして、各国の面積と人口と原発の数を表にしたものが以下。
ついでに面積から(原発の数×30×30×3.14)を引いた値で人口を割ってみた。
原発の周りに誰も住まなかった場合の人口密度のイメージ。(海入っているけど、人が住めない地域も含んでいるし今回は無視)

面積と人口と原発の数.xls 直


並べて見て、広いアメリカと比べて(張り合って)何かを考えてはだめだと改めて思った。
ドイツ辺りをお手本にしたい。
フランスはちょっと無理している感。
で、日本と韓国の頑張っている感は、少し怖い。
お互いに無理しすぎたねと。
この狭いエリアに、合わせて74基。
それでもEU圏よりはましなのか。
向こうで大地震が起きませんように。
地震の発生頻度や必要な電力も加味すると、さらに『カミカゼ』感や背伸び感が増すだろう。


原発の数が日本と近い、フランスは全電力の8割を原子力でまかなっているわけで、そちらと比べても日本がやっている事はクレイジーなのだろう、他所の国から見ると。
『何を張り合っているの?君と僕では違うんだよ』と言われそう。
日本は狭くて地震が多い国土に、これだけ作ってやっと全電力の2割。
いったい何%を原子力で補おうとしていたのだろう。
2割というのは良い割合だと思うけど、すでに他国と比べてリスクを取り過ぎているように感じる。
他国よりも管理能力があるわけではない事は今回、露呈してしまったわけだし。
アメリカやフランスからアドバイスをもらっている様子は、なんだか火遊びを怒られた子供みたいだ。
子供なら
「ごめんなさい、もう(増や)しません」
と言う場面だが。